2014年 05月 14日
ふくやま手しごと市
プライベートでは頻繁に行っていた広島ですが出店するのは初めてでした。
「ふくやま手しごと市」では通販で購入してくれた方と初対面したり、オーガニックマーケットで購入して下さった方が会いに来てくれたり、北国出身の方と青森県出身の縫いことで話が盛り上がったり、ご夫婦で来店してまとめ買いして下さったりと、とても印象深いお客さまとお逢いすることができました。
ブログやFBを見て来て下さるお客さまも多く、TAGO-MAGO目指してわざわざ足を運んでいただき感謝の気持ちでいっぱいでした。一度来店して「やっぱり気になるので」と戻ってきてくれるお客さまもすごく多かったです。
出店者さんをゆっくり見ることは出来ませんでしたが、京都の出店で一緒だった「カツケメイド」さんと嬉しい再会ができました!
カツケメイドさんは2人で帽子やカバン、小物などを手作りされているんですが同じ「作り手仲間」としてすごく手間隙かけて作っていることが分かるものばかりで見るたびに「これ・・・作るの大変ですね」と声が出てしまいます。縫いこも素敵な帽子をゲットして毎日被ってます!
カツケメイドさんの隣で出店していた方の棚を何気に見たらルアーを手に持った写真があったので「?!」と反応して見てみると見覚えのある顔が。昔よく一緒にライブをしたり釣りに行ったりしていたコークヘッドヒップスターズの小松くんでした。店主さんに聞いてみると小松くんが作っているミニコミ誌とのこと。
彼とは20年ほど前によく霞ヶ浦へ一緒に釣りに行ったり、三茶のヘブンスドアや新宿アンチノックで一緒にライブをしたり、エアジャムの元になったようなクラブとライブとスケボーランプが一体化したイベント「スクランブルクロッシング」で一緒に遊んだり、レコーディングに遊びに行ったりした仲でした。彼と釣りに行くときは縫いこがサンドイッチを作って持たされていたので、小松くんの頭の中では縫いこ=サンドイッチ女のイメージだと思います(笑
以前高知にハイスタンダードがライブで来たときに遊びに行って小松くんが釣りウェアのブランドをしていると難波くんと健ちゃんから聞いていましたが、こんなところでこんな形で再会するとは(笑
こんどコンタクトを取って20年ぶりに一緒に釣りに行こうと思います。もちろん縫いこのサンドイッチ付きで。
嬉しい再会と楽しい出逢いがあった「ふくやま手しごと市」でしたが、福山の食べ歩きがこれまた最高でした。
福山出身の方からオススメされたご飯屋さん、自由軒。
「この雰囲気にワクワクしない男は信用できない」
と縫いこ談(笑
雰囲気だけでなく味も文句なく美味しかったです。
世論的に「おしゃれ」とか「流行ってる」とかをキーワードにお店を選択することが多くなっている気がしますが、こんなお店で人柄のいいお店の方を目の前にしながら美味しいご飯を食べるとそんなキーワードに戸惑いを感じます。
話はだいぶ反れてしまいますが・・・町にある昔ながらの銭湯に関して思ったこととある意味リンクするので書きたいと思います。
このブログを読んでくれている皆さんなら戦前・戦後すぐに建てられたような佇まいの町の銭湯が日本中で閉店し取壊されているのを何となくでも感じていると思います。
「昔ながらの銭湯がなくなって淋しいね」
と思いながら利用しない人が多いのが世間の実情だと思います。
アトラクション的な湯船があり食事もできて園児~老人までが楽しめるスーパー銭湯の利便性や快適さもいいけど、10回行く銭湯のうち1回でも2回でもいいので昔ながらの銭湯を利用する意識と行動力をみんなが持てば日本中の銭湯の多くが生き残れるのではないかと20年近く悶々と思っています(笑
利便性や快適性を優先にしたことで昔からあるものや残したいものが消えることはあまりにも淋しすぎるし、それが回り周って結局自分達を締め付けるのも時間の問題だと私はずっと危惧してきました。
「おしゃれ」とか「流行ってる」とか「今っぽい」とか「口コミ」もいいし今の社会には必要なのかも知れませが、それにプラスして
「古いものや残したいと思えるものを選択する」
ことを大切にする気持ちや思いも同時に持って欲しいと考えて来ました。
前にも書きましたが私はスーパー銭湯もファミリーレストランも利用します。でも気持ち的には個人や昔ながらのシステムで効率が悪くても不器用ながらも一生懸命頑張っているお店や会社を応援したい気持ちは強いです。自分のお金が大きな会社に落ちるよりも、何かで繫がったり共感・共有する共通項を持った人・会社・クループ、小規模や個人のお店に渡って欲しいと思いながら暮らしています。
巨額な資本を持った一握りのお金持ちと富裕層に政治・社会・経済を牛耳られている実情に少しでも抵抗し、似たモラルや秩序を持った者同士が助け合って自分が信じて積み重ねてきたアイデンティティーを「核」とした小さいながらも心の温かな社会を作ることが少なくとも私と繫がっている仲間同士には必要だと感じています。そんな危機感を常に隣に置いて暮らし、無意識のうちに自分達が選択することでこの社会で、この世界で、何が巨大化し何が衰退しているのかを考えるべきだと悶々と想いながら自由軒を堪能しました(笑
縫いこはこの日「自由軒最高!」と30回は言いました。
次は(笑)、オーガニックマーケットでパンツを購入してくれて手作りジャムを持って会いにきてくれた地元の方のオススメ店、「酒亭 高はし」
へ行くも、なんと予約で貸切!(涙
でも大丈夫。もう一軒オススメを聞いていたのでその店に向かいます。
「鉄板焼き とん平」
夫婦の阿吽の呼吸、女性にひざ掛けを渡してくれるおばあちゃんの気配り、お父さんの職人の手捌きに感動しながら待って出てきた
「とん平焼き」
「七味手羽先」
「お好み焼き イカ」
自由軒で焼き飯を食べた後での粉モノはさすがにキマリすぎて胃がはち切れそうでした。
寝るときも苦しかったですが、たまにはこんな日があった方が身体に良くなくても人間は幸せなんだと思えました(笑
10代から国内外を彷徨って来ましたが、まだまだ旅は止めれそうにありません。
またご縁があれば出店したいですし、食べに行きたいと思います!
福山の食のポテンシャル、かなり高いです!(笑
「ふくやま手しごと市」でのご来店、お買い上げ、ありがとうございました!
(服屋のブログなのに…なんのブログだか分からなくなってますね…)
TAGO-MAGO フェイスブック
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本日のBGMはこれ!
「Dawn of Midi」
NY、ブルックリンのバンドです。
最小限だけど未知数なイメージを持てる音楽だと感じています。
ノイズ、パンク、ハードコア、ブルース、ファンク、スウィング、ガレージ、レゲエ、アフロビート、プログレ、オルタナティヴロック、民族音楽、ドローン、ジャズ、エレクトロニカ、ミニマム、クラシック、などなど色んな音楽を聴いてきました。
ところ狭しに複雑な音を敷き詰めた音楽もいいけど、シンプルで心に響く音と隙間を持った音楽が最近心地いいです。
by unsane001jp
| 2014-05-14 17:47
| 旅